学科と学び:授業紹介

病理学

病気になるとは、どういうことだろう?

この科目では、解剖学・生理学で学んだ人体の構造と機能が、
病気になるとどのように変化するのかを学びます。

病理学とは?

病理学には大きく分けて二つの面があります。一つは、1年次に学習した解剖学・生理学を基に細胞や組織の変化を学ぶ基礎医学としての一面。そして二つ目は、臨床医学各論や臨床医学総論といった様々な疾患を学ぶ科目をより掘り下げる臨床医学としての一面です。

たとえば、正常であれば血液は心臓の左の部屋から出て全身を巡り右の部屋に戻ってきますが、心筋梗塞で左の心臓が動かなくなった場合血液はどう流れるのか。また、その時心臓の細胞はどのような状態になっているのか、などを学んでいきます。

身体への興味を大切に

本校では、病理学を通して身体への理解を深め、体内で起こっていることを想像する力を養うことで、指圧にも深みが出るように導いていきます。

卒業後様々な疾患の患者さんと出会いますが、その際、表面的な部分だけでなくミクロのレベルでのイメージを持つことで施術にも繊細さが出てきます。国家試験の為だけの勉強ではなく、指圧師としての血となり肉となる知識をつけていきましょう。