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2018.11.7

フランスより指圧実技講習のため来校




10月22日から10月26日の5日間、フランスより17名の方々が浪越指圧実技を受講のため来校されました。指圧師、指圧を勉強中の方、エステティシャンの他に指圧はまったく初めてという方もいらっしゃいました。

1日目と2日目、最終日を浪越雄二事務長、3日目は教務 渡辺和雄先生、4日目を治療部 長濵有子先生が全身指圧の講習、通訳はダニエル・メニ二氏が務め、『浪越指圧・基本実技』のフランス語版テキストに沿って行いました。

1日目は浪越指圧について、手指の使い方の説明から始まりました。仰臥位(下肢、頭部、顔面、胸部)をデモンストレーション後に号令に合わせて、繰り返し基本の圧し方を学んで頂きました。まだ圧し慣れてなく、皆苦労されていました。

2日目は仰臥位(上肢、下肢)の復習を行いました。1日目の頭部指圧でしっかりと母指や四指の使い方を覚えたようで、下肢の圧し方も格段に上達されていました。学校の授業でも頭部指圧から始めるカリキュラムになっています。上肢の腋窩部圧点の取り方を一生懸命探している姿を見て、私たちも初めて捉えた時が嬉しかったことを思い出しました。

3日目は横臥位をデモンストレーション後、ペアになって練習して頂きました。浪越基本指圧のスタートとなる前頸部、海外では横臥位で施術することが少ないとのこと、質問も多く飛び交いました。

4日目は伏臥位(仙骨部)から足底の講習。 デモンストレーションの後、皆で号令をかけ練習を繰り返しました。長旅で下肢が疲れているという声があり、下肢後面の練習を組みました。

5日目は腹部指圧。浪越先生のデモンストレーションの後、長濵先生の号令で練習を行いました。浪越先生の振動掌圧に衝撃を受け、一生懸命真似されていました。途中でお腹の動きが良くなった様子を見て、腹部指圧の重要性をあらためて感じました。

5日間、1日3時間という限られた時間でしたが、皆さんの熱い思いが伝わってきて、大変嬉しく、また勉強になりました。今後もフランスで指圧を広めて頂き、指圧師の地位向上を実現していって頂きたいと強く思いました。

(事務局:横塚秀樹)