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2018.2.13

浪越指圧・実技講習 ロシアより来校



1月29日〜2月2日の5日間、ロシアからカティア・ペマさんが浪越指圧実技受講のため来校されました。

カティアさんは5年ほど前、旅行先で受けた手技で身体の調子が良くなり、それから手技療法に興味を持ったそうです。

その後、イスラエルで指圧を知り、指圧の手技を学びたいといろいろ探してみましたが、ロシアは勿論のことヨーロッパでも見つけられず、それならば、いっそ指圧の発祥の地である日本で学んでみようと考えたのが来日されたきっかけでした。来日に先立ち、昨年10月に2度ほど本校に来訪し、当治療センターにて施術を受けられ、受講を決意したそうです。

今回の指圧実技講習は治療部員が行い、通訳は本校の卒業生の小泉浩記氏(57期卒業)が務めました。講習内容は「浪越指圧・基本実技」(英語版もあり)のテキストを用い基本的な指の使い方からスタートしました。

テキストなど事前によく目を通されていて、たいへん熱心に取組まれ、今回の講習に臨むカティアさんの意気込みが強く感じられました。言葉や日数の制約がある中、学ぶ事は沢山あり、非常に大変だったと思いますが、無事に講習を終えることができました。

カティアさんは現在ロシアで、IT関連の仕事をなさっているかたわら、少人数ではありますが施術もなさっているそうです。指圧のスキルが確立されたら、いずれは仕事を指圧にシフトしていきたいと抱負を語っていらっしゃいました。

今後はロシアにおいても指圧という手技療法を是非広げて欲しいと期待しています。

(治療部:嶋﨑文利)